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NO94 合理化への道

2020.01.10

 改善や合理化は、革命的に起きるというよりは地道な作業です。
 イエローハットの鍵山氏は著書「凡事徹底」の中で以下のように解説しています。
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そして、AとBとの差が少ないとついAに戻ります。ところが、Bに変えられる人は、Cがいいと思うとC、Dがいいと思うとD、Eというふうに変えていく努力ができます。Eあたりまで来ると、初めてこれは大きな差になって現れてきます。Fまでいった人を見て、あれは素晴らしいから自分もFをやろうと挑戦する人も多いのですが、これができなくてAに戻ってしまう。P23
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 ちょっとした変化を許容できない人が、大きな変化を許容できるはずはありません。ましてや自分から変化させようということなどは不可能です。
 一方で、次のような警笛も鳴らしています。30年近く前の書籍ですが、現在にもよく当てはまる話だと思います。
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自分の会社にとって不都合なことを他人や他者に転嫁することが合理化だと思っている経営者が非常に多く、一部上場会社でもそうです。いま、合理化するということの中身は全部これです。しかし、これは大変怖いことです。自分にとって不都合なことは他人にとっても不都合なのです。P43

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