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NO74 税法と会計

2019.03.08

税理士は税法と会計の専門家と言われますが、税法と会計は全く別物です。共通点は数字を扱うという点のみです。実態のあるものに課税するのが税法ですが、会計は雲をつかむような作業です。会計は実態を正しく表現するための技法ではありますが、誰を目的とするのかによって性格が変わってきます。投資家のため、銀行のため、取引先のため、社長のため、税務署のため、、、目的は多面に渡ります。
その点を比較すると、税法の目的は確固たるもので、公平な課税を目指して理屈と理論を組み立てて計算されます。徴税権を持つ国と納税者では、立場は全く逆になるものの、扱う税法は同じです。

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