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NO38 一生ものの就職先

2018.03.30

就活が一斉にスタートして1ヶ月ほどになります。かつての終身雇用の時代と比べれば、雇用の流動化が進んでいるはずです。それでも新卒での就職先選びに対する情熱は、終身雇用の時代以上です。昔こそ、一生勤め上げる先を探すことになるのですから、必死で情報を集めるべきだったはずです。でも今の学生の方が必死のような気がしますが、それはなぜか。
がむしゃらにかんばれば何とかなった右肩上がりの時代ではなくなったことが第一。
老後が格段に長くなったことで、仕事で失敗できなくなったことが第二。
つまり、どこに勤めてもがんばれば何とかなる、という時代ではなく、先行き不透明な時代に突入したことで、失敗しまいとして就職先選びに学生が必死にならざるを得ないということです。
この時代を乗り切れそうな会社を探し出して勤める、という方法が一つですが、この時代を乗り切れそうな力を身につけることができる会社を探し出して勤める、という方法が二つ目です。主に一つ目の視点で活動している学生が多いことと思いますが、二つ目の視点を大事にしてほしいところです。
私が税理士という仕事を選択できたのは、二つ目の視点から考えれば、人生最大のラッキーだと思っています。

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