ブログblog

NO142 インボイス制度のスタート

2023.10.07

インボイス制度が始まるタイミングになって、質問のご連絡がドッと増えてきました。取引先に請求書を送った時に、「この様式でよいのか?」というご連絡が来るのが発端となった質問が多いようです。
インボイス制度については、円滑な導入を最優先とすることが国税庁の方針として示されています。スタートをしてからしばらくは、様式不備のインボイスが多く出回ることになると思いますが、その不備を手直ししながら進めていく時期と位置付けていく必要があります。
今、最も厳しい指摘があるのが、大手企業の経理です。10月以降に届けられる請求書の様式を細かくチェックし、不備や疑義がある請求書を見つけては連絡をする、というところもあります。税務調査以上の厳しさかもしれません。
中小企業であれば、社長が自らの判断と責任で、どこまでインボイスに対応するかを決められますが、勤務している立場の経理担当にとっては、自己責任で対応できないという違いが、インボイス制度への対応の差となって表れていると思います。
税理士によっても温度差が激しく、厳しすぎる税理士に対する不満も耳にすることがあれば、一方で緩すぎて心配になってきたという不満も耳にします。税理士によるスタンスの違いが如実に出てきている展開になり、依頼するべき税理士を探すときのメルクマールにもなりそうです。
インボイス制度が始まることで、取引先との関係性にも影響がでるなど、副作用が相当に出る制度となりました。このような税制は過去に記憶がありません。

記事一覧へ