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NO128 ベイズの定理

2022.08.10

データサイエンスに関する学部が各大学で新設されつつあります。学生を集めるために各大学が腐心していることがうかがえますが、各企業にとって必要な人材像も見えてきます。
この分野についての興味から、ベイズの定理について調べる機会がありました。迷惑メールをはじくために使われていることで有名ですが、薬物検査や難病検査における陽性・陰性についてもベイズの定理を使うことで興味深い結果が示されます。

難病に罹患する人が1万人に1人とし、検査の精度としては、陽性反応の感度が99%で、特異度が99%(難病でない人の99%が陰性反応)である場合、検査結果で陽性反応が出た人のうち難病に罹患している確率は何%か?という問題です。
答えは1%にも満たない数値になります。罹患しない9,999人についても1%は陽性反応が出てしまう、という点を見誤らなければ、判断ミスをすることはありませんが、直感的には間違えてしまいそうな問題です。

さてPCR検査や抗原検査の精度はどの程度なのでしょうか。

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