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NO123 時代の変化と対応

2022.02.26

時代が進めば、中高年世代にとっては便利さが増していくことを実感する一方で、若い世代にとっては今が当たり前のことであり、この感覚の差が世代間ギャップを生みだしていきます。①情報量が増え、②あらゆることがマニュアル化して効率化され、③自動化が進んできています。

これを昔の常識で処理しようとすると、様々な困難に遭遇することになります。
①情報量が増えたことで取捨選択に追われるようになり、
②マニュアル化されることで考えなくなり、
③自動化が進むことでブラックボックスが増えていきます。

今の常識で処理すると、次のような具合でしょうか。
①情報をストックしようとするから取捨選択に追われる。情報は後から検索でいつでも引っ張ってこれるのだから、フローに任せて流し読みすれば良い。
②マニュアルに則るのではなく、則るマニュアルを作る側に回るべきだ。
③自動化は、それによりもたらされる結果に着目するからこその自動化だ。

気がつかないうちにレールが引かれ、その上を走ることに慣らされて過ごしてきた新社会人にとっては、②の対応が一番困難です。そのまま会社に入社すれば、会社のルールに則って仕事をし、その過程でミスが生じたとしても会社の責任で、会社が大きくなるほど、誰か特定の責任者はいない仕組みが社内には出来上がっている。

考えを張り巡らさなくても良いように、どんどん仕組みが出来上がっているのが、今の社会です。物事を考えなくなった集団の中にAIが入り込んで来たとき、どのような事態になるの・・大量の情報を元に相関関係に基づいて処理していくのがAIであれば、人間は因果関係に基づいて処理をしていく能力を磨かないと生き残れないことを示唆しています。

自分で考える力を持つことがいかに重要かを、これからの時代は教えてくれるのだと思います。

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