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NO114 コロナとリスク

2021.06.19

コロナは、各人がリスクをどの程度抱え、どのように考えているかを顕在化させたように思います。政府や勤務先が言ったことを守っていれば大丈夫と考えている人は、自分自身でコロナがいかなる病気で、感染した場合のリスクを正確に検討していないように感じます。言われた通りに行動した結果、感染してしまうのは仕方ない、という考え方です。
これは中小企業の社長には採用できない考え方です。自身が感染した場合に、自社に与えるリスクがどの程度あるのかを考え、どの程度までの経済活動が可能なのかを考えなければいけません。
熱が出るだけでもPCR検査を受けなければならず、偽陽性であっても陽性判定が出れば隔離で、仕事に影響が出ます。結局は、熱も出せない状況下に追い込むことになります。

自分の身体と企業の資金繰りの両方に神経を集中させなければいけない状態が長く続き、体力的にも気力的にも厳しい状況だと思います。ワクチン接種が良い方向に向かうことを祈らずにはおれませんが、そうならない場合に備えておくように頭を巡らせてしまうのも、経営者の習性かと思います。

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