Social Ennovator 「社会貢献企業家」
2010/03/05
山梨県に山梨日立建機という会社があります。名前のとおり日立建機の特販店です。
その会社の社長さんである雨宮清さんは、中学卒業後、上京して大型クレーン車の整備職を経て、その後故郷である山梨市に戻り、独立し今日に至っているそうです。
1994年に商用で訪れたカンボジアで、内戦時にばら撒かれた地雷によって手や足を奪われた人たちをみて衝撃を受けた。恐らく殆どの人がただ通り過ぎるだけの風景に対して、「人のためになる人間になりなさい」という声が聞こえてきて、対人地雷除去機の開発・普及に邁進することに決めたそうです。
現在世界には一億個を優に超える地雷が埋まっており、年間三万人が被害を受けていると言います。ご本人もニカラグアで爆発により左耳が聞こえなくなってしまったり、大腿骨骨折をしたり、アフガニスタンではタリバンに拘束されたりと大変危険な目にあっているにも係わらず止めようとする気配は無い。実効性・継続性の無い援助活動は意味が無いと断行しているそうです。
採算的にも厳しく、紛争国ではいくら除去しても地雷の数はそれ以上に増え続けていると聞くが、諦めたら終わりで「ソーシャルイノベーター(社会貢献企業家)」が当社の志すべき道であると信じているそうです。
まさに「本富」になって頂きたい大本命のお一人です。

「本富」・「末富」・「姦富」
2010/03/03
安岡正篤教学の一つである「貨殖列伝」では、財をなした富豪たちの生き方を掲げて人が生きていくうえでのモラルについて説いています。
そこにおいては世の富豪の富を「本富」・「末富」・「姦富」に分けています。
本富とは衣食住の生活に関わり世の中の直接役に立つ仕事によって利益を得た人を指し、末富は金融やサービスなど、本富を補完する仕事で利益を得た人を指し、そのどちらにも属さない投機などにより、いわば濡れ手に粟の商売などで富を得た人を姦富と指しています。
「職業に貴賎なし」とも言うように、決して投機家や濡れ手に粟ビジネスを非難するつもりも無いし、むしろ投機家の存在はとても大切だと思うのですが、やはり実業・実態ビジネスの元気・繁栄が無くては世の中に光明はさして来ません。また、姦富は一時的には儲かっても、瞬時に消えてしまうものです。やはり永続的な発展・繁栄のためにはこの
「本富の利 = 世の中のお役に立っての利益」
が必要なのでしょうね・・・

働きたい会社VS来て欲しい人材
2010/02/26
日本経済新聞社の就職希望企業ランキング(総合)によると、1位東京海上日動火災保険、2位三菱東京UFJ銀行、3位三井住友銀行となっており上位10社のうち金融・保険が半数(4位日本生命、7位三菱UFJ信託銀行)を占めていました。
やはり「規模・一流・安定」志向はますます増えていっているようです。今の社会情勢からすると致し方ないのかも知れませんが。
志望理由の1位は男女とも「仕事が面白そう」だったんですが、その次の理由は女子が「社風」を掲げていたのに対して、男子はやはり「規模」を掲げており、また就職観でも女子の「社会に貢献できる仕事がしたい」に対して男子は「一生同じ会社で安定的に働きたい」が重視項目として多数を占めており、ここでも肉食系女子と、草食系男子の傾向が垣間見られる結果となり、已むを得ないと思いつつも複雑、心配、落胆・・・(笑)
一方企業サイドとして望む人材は、「不撓不屈」・「未来志向」・「創造力」・「変化を恐れず」・「積極的」・「チャレンジ精神」と相変わらずの常套句が続く。
こうして求職者と求人者のギャップはますます広く、深くなっていき、国際競争力はますます削がれていってしまうのでしょうか。
やはり、企業にとって必要なことは「人材を育てる環境の整備」であり、そこに働く者は「自ら切り開く気力(ココロ)・体力(カラダ)・能力(アタマ)を鍛える姿勢」が必要なのではないでしょうか。
まずは国家が政治家が先陣を切って、と望んでいては未来永劫に・・・なんてどうしてもネガティブ思考になってしまいそうな就活期であります。

話題徒然怱々
2010/02/15
・ キリン VS サントリー(経営統合断念)
→ やはり同族会社と公開企業では無理が・・・。企業風土があまりにも違っていたわけで、これでよかった、良かった。業界紙などは「こんなことで世界的な再編の速度についていけるのか」などと宣っているが大きなお世話。創業一族にサイレントマジョリティーを求めるほうが間違っているわけで、サントリーの企業風土はトヨタの「カンバン方式」とともにある種の「国家財産」だと思うんだけどな・・・
・ 小沢事件とトヨタ「リコール」問題
→ 嘗て田中角栄首相の中国政策に対してロッキード事件が発覚したように、今回も小沢さんの中国大訪問団に対して政治資金規正法違反事件が発覚?
そして普天間移設先問題にガタつく民主党政権に、時を同じくしてトヨタのリコール問題が発覚。すわ「トヨタ、日米開戦の標的に!!」などと週刊誌は騒ぎ立てる。
本当に「トラの尾」を踏んでしまった結果なのでしょうか・・・?
・ 惜しい、上村愛子あと一歩・・
→ メダルを期待できただけに残念。といっても試合内容を見ればこれは已む無し。それよりも4年に一度のオリンピックに4回も出場しただけでもスゴイ。ましてや7位(‘98)、6位(‘02)、5位(‘06)、4位(‘10)はもっとスゴイ!!これで「今度は3位だから出て欲しいな」なんて野次馬はお気楽に宣う。
・ 朝青龍○○問題
→ どうでもいい事を、どうでもいい記者たちが、どうでもいい記事にして、どうでもいい人たちがこれに飛びつく・・・結果、朝青龍には、またしても大金が転がり込むことに。問題はこれに飛びつく人たちのあまりの多さで、その結果、欧米どころか近隣の亜細亜諸国からも蔑まれ、国家は疲弊する一方に・・・ってことに。大和民族よ、目を覚ませ!!

雇用(離職率の低下にみるホンネ・・)
2010/02/01
離職率の低下傾向が顕著になってきているらしい・・。特に人材不足に悩んでいた流通・サービス業での定着率が良くなってきているという。喜ばしいことには違いないのですが、問題はその理由が「退職しても就職先が見つからないから・・・」ということにあります。
先日、同業者の集まりで或る先生が「いい人材が安い給料で集まるので人材の入れ替えを一生懸命やっている」と言っていました。が、はたしてそれで良いのでしょうか?
某社にあっては「年間入社数と退職数が拮抗」しており、毎年200名程の採用にも関わらず社員の数は同じ・・ということになっていると言います。離職の原因としては次のようなことが挙げられています。
・低賃金労働
・人間関係(社風を含め)が合わない
・将来性が無い
・労働集約型産業
・不況業種 etc
その時代や経済状況により売り手(求職者)市場であったり、買い手(雇用側)市場であったりするのですが、「どっちもどっち!!」というのが本音です。雇用サイドにいる立場として些か求職者の方には厳しい言い方になりますが、「ヒトはいるが、人材(財)がいない!」と常々聞かされます。果たしてこのヒトは「本気」で仕事しようとしてるんだろうか?・・、明確な目的意識を持って「自己の人生を、この社会・国を、この世界・地球をどうすべきか」を考え、仕事を通じて自己実現の実践をしていきたいと思っているヒトがどれだけいるのでしょうか。
「政治が悪い、企業が悪い!」という前に、今目の前にある仕事をまずは受け入れ、結果を出し、そのうえでステップアップしていこうとしてみてはいかがでしょうか。

工学研究は当然コウガク?(事業仕分けの聖域・・・)
2010/01/18
長崎大学工学部助教の浜田剛さんがゴードン・ベル賞(米国)というスパコン研究で国際的な賞を受賞したという記事を見ました。 760個のGPU(画像処理用の集積回路)でスーパーコンピューターを構築したといい、天文学と流体力学の物理計算に応用し、毎秒158兆回の計算速度を達成したという。
何やらよく分からない内容ではありますが、「スゴイ!」と思ったのは、GPUはゲーム機などに使われる市販されている安価な部品で、秋葉原で調達し、空調用の扇風機は大学近くのホームセンターで揃えたという・・・。できることは自分でやり、金を極力かけない「DIY(Do It Yourself)の精神」でこれを成し遂げたそうです。皆が性能を疑っていたが「これは本物!!」と早めに気付いてそのGPUの並列化に成功したそうです。
その名称を長崎への想いを込めて「DEGIMA」と名付けたところがまた良い・・・。
数百億円規模の費用が必要とされるスパコン開発は政府の「事業仕分け」で議論を呼びましたが、「DEGIMA」の製作費用は僅か3,800万円。口角泡飛ばしながら「聖域であるはずの日本の科学工学の未来を何だと思ってんだ!」って言ってた偉大な大先生達にぜひ聞かせてあげたい話題でした。

明日を切り開く経営者
2010/01/08
七草粥も食べ終わったころに今更ではありますが、新年明けましておめでとうございます!
バブルの崩壊に始り、リーマンショック以後における世界金融経済危機、BRICsの台等、またバラク・オバマアメリカ合衆国新大統領就任、政権も自由民主党から民主党へと、国内外を問わず世界中で様々な変化が起こっています。
今まさに「次の社会」の創起の為に急激な変化と乱気流が起こっているのです。ドラッカーは「今起こっていることは、単なる経済や技術の変化ではなく、人口構造の変化であり、政治の変化であり、社会の変化であり何にもまして世界観の変化である」と言っています。
ドラッカーの言葉を借りるまでもなく、企業(経営者)の責任はやはりその企業が「社会に必要」とされるか否かであると思います。その事業そものもが社会に有益であると共に「経済的業績」をちゃんと上げられなければ社会におけるあらゆる責任も遂行できないわけです。そのためには経営者は自らの経営に哲学を持ち、それを「経営理念」に昇華させ、常に事業に変革を与え続けなければなりません。
「百年に一度」とか「先行きの見えない時代」という常套句を使って自らの責任を回避していては、間違いなくその企業(経営者)はその市場から撤退を余儀なくされてしまうことでしょう。創造と変革、つまり未来に何を起こすかには、勇気と、努力と、信念が必要なのです!

「捨」
2009/12/29
日本漢字能力検定協会の前理事長らの事件により実施が危ぶまれていた「今年の漢字」が清水寺において例年通り行われました。 今年の一字は「新」ということに・・・。バラク・オバマアメリカ合衆国新大統領就任、自由民主党・公明党に替わる民主党(社民・国民の三党連立)による鳩山政権の発足など政治の一新、裁判員制度や高速道路の料金割引など様々な新制度のスタート、新型インフルエンザ、高速水着による世界新記録ラッシュなどといった世相を反映しての揮毫だそうです。
「あなたの一字は?」って問われれば、ワタクシは「捨」ってことに・・・。
ここ暫くの世相を観るに2001年のアメリカ同時多発テロ事件の発生以後にみる止むことのないテロ戦争の多発、解決を見ない拉致問題、中越地震や台風23号などの自然災害の甚大化、不二家・赤福などの食品偽装の多発(というより表面化)、無差別殺人、リーマンショック以後にみる世界経済の恐慌・・そこから立ち直る気配の見えない日本経済、派遣切りなどによる雇用問題など、いかにタフで元気な人でも落ち込まざるを得ないニュースばかり。
2010年という新たな年度を迎えるにあたり、自身に纏わり付いた暗い話題、不要な情報を捨て去って、新たな(真っ白とはいきませんが)気持ちで新年をスタートさせたいものです。
来年こそは頑張るぞ!!!(常套句になりませんように・・・)

NAHAマラソン
2009/12/21
「せめて週一ペースは守れ」ってスタッフにきつく命令(?)されていたにも関わらず、早々サボってしまいました・・・。
沖縄のNAHAマラソンに行ってたんです。今回は記念すべき25回大会だそうで、3万人を超えるランナー達で溢れかえっていました。
12月6日(日)AM9時、那覇市内にある奥武山陸上競技場をスタートして、平和祈念公園を中間地点(21.3㎞)として同競技場にゴールするわけですが、途中の関門、特に最後の競技場への関門は毎年サブのメーンイベントらしく、人垣で作られた柵に制限時間ギリギリのランナー達が飛び込んでくる様相はまさに見ものでした。ちなみにワタクシは早々ゴールを済まし、ホテルに帰ってその様子をテレビ観戦しておりました。
なによりもスタートしてからゴールするまで応援の人垣が途切れることなく、その多くの人が手にみかん、黒糖、水、梅、(沖縄名産)塩などを手渡してくれ、それがゴールまで延々と続いていたのにはビックリしました。中でも途中の沖縄そばは旨かった!沖縄は気候だけでなく、人々のココロも暖かい!
ところで、近々再度の椎間板ヘルニアの手術を控え、Drストップがかかっている身につき、ご内密に・・・(笑)

角度を変えれば Before → After
2009/11/27
1) 某リサイクル社
(Before)産業廃棄物からプラスチック原料の生成を営んでいがた、生産能力を超える受注を受け、設備投資の資金手当が出来ず、結果倒産の危機に・・・
→(After)「受注+機械設置+技術指導」をパッケージにコンサル業へ変身、社名も「環境資材改札研究所へ」・・・
産廃業のイメージから研究所へ!
2) ○○内装設計
(Before)店舗設計施工業として一世風靡(?)したが、需要低迷により売上が激減・・・
→(After)従来のお客さまの予算を(必ず)上回る見積もりビジネスから、予算3分の1ビジネス(=一部リニューアル、他はクリーニング)に変更
店舗施工業から、繁盛コンサル業へ!
などなど、従来の事業を角度を変えて考察し、業容変更して事業再生に成功した事例です。
新たな投資に頼らずに、今まで培ったノウハウ等がいかに価値のある財産であるかを今一度見直してみてはいかがでしょうか・・・。





